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「BASIC-T(タウ)」(季刊・オーディオアクセサリー102号より抜粋)
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CDプレーヤーに設置した瞬間低音はたっぷりとのびはじめた このBASICシリーズで培ったノウハウは、さらに次のステップ…「アクースティックフィールド理論」へと深化継承されることになる。 その過程で生まれたのが、注目の新作インシュレーター「BASIC−T(タウ)」だ。 小川氏によると、「すべてのオーディオ機器は音響的な振動の″場″にいる。 スピーカーはもちろんだが、アンプやCDプレーヤーやといったエレクトロニック系(あるいはそれに準する)のコンポもすべて、積極的に良質の響きをのせなければならない」とする主張だ。 音質の90%は室内音響で決まる、ということからみてもあながち否定はできまい。 T(タウ)の由来は、長短2本セットの共鳴体をT型配置とし、それによってできる平面全体をあたかも″壁″のような面積構造として機器をサポート。 さらに奇麗なアクースティックな響きも乗せようというものだ。 この共鳴体は米松とメイプル材からなり、さらに黒壇のスペーサー3個も付く。 いずれも響きの美しさで知られるウッド材だ。 この試聴には数名が立ち会ったが、一同息を飲んだ。 スピーカーはかなりハードな音調の米国ハイエンド…。 ところがT(タウ)をCDプレーヤーにセットしたとたんの大激変なのである。 硬質で神経質で解像度一点ばりだったその音に、ゆったりとした潤いが生まれる。 スピード感は若干落ちた感触だが、低音がたっぷりとのび、ボーカルの肉づきも上々。 ピアノやベースなど、まるでスケルトンのように響きが死んでいたのが、見事なボディ感の復活だ。 スピーカーへの対策ではないのに、この変化は意外、予想外。 さらにアンプにも追加で使用してみると、ボーカルや室内楽のつややかなハモリと、漂うようなよいオーバートーンに包まれたのである。 これは凄い、まさに部屋をもチューンしてしまったような驚くべき変化。 このBASIC−Tの興奮は当分続きそうだ。 |
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「BASIC-1、10」を紹介(季刊・オーディオアクセサリー102号より抜粋)
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小型スピーカーでも使えるさらに5本脚タイブも登場 これは誰がみたってサカサだろう。 天枚が下にあって、3本の脚でそのままスピーカーを支えるとは、何たる大胆不敵! 下に見える2枚の板は、それぞれ土台を支える下部ベースに上部ベースというもの。 そこから脚が上に這えているのであり、不要な反射等を嫌いトップボードは取り去った。 ではスピーカーが鳴ると、これらのパーツはどう反応するのか。 まずユニットの音響振動はエンクロージャーを揺らし、そのエネルギーが支柱へと伝わる。 さあここからがユニークだ。 常識ならその振動は床へと逃がすものだが、そうではなく、支柱ごと響け響けとばかりに揺れを増大させる。 スタンド全体が音楽を奏でるかのように、響いて”歌う″のである。 これは支柱というより楽器の響板、あるいは反射板というべきかもしれない。 そういえばピアノもチェロなどの弦楽器も音量豊かに響くように、響板や胴をもっているだろう。 もし省いたら音はカサカサ……。 その応用だ。 美しく響くにはできうる限り上質なウッド材を用い、面積を広くとるのが定石となる。 本品の脚部には、楽器にも使われる北米松を採用。 しかもYの字配置にして放射状に響きを拡散させ、全方向へと広いリッチな音場をつくりだすわけだ。 対応モデルは一応コンパクト2ウェイがメインだが、エラックやALRジョーダンなどより小型モデルでも使えるように、最近このYの字の角度を広げ、対応性を増したのは嬉しい。 このBASICシリーズには、も、つひとつ5本郷スタイルの「BASIC−10」があり、こちらは背が低い。 要はタンノイスターリングや−JBL4425といった中型モニターのためのアクースティックベースということだ。 「BASIC−1、10」の試聴印象 のぴやかさは限りがない音量そのものも向上する 何度聴いても、この響きはくったくがなく気持ちよい。 BASIC−1、10ともこれが同じスピーカーなのか・・・。というほど解き放たれており、すべての楽器がボーカルが、のびやかなさの限りをつくして歌い出したのだ。 間違いなく音量そのものが上がり、壮大でブリリアントなオーケストラサウンドを聴かせる。 さらに独特の暖かみをもったサロンアンサンブルなども、一度ほかのスタンドに替えてしまうとどこかへ消え失せる…。 この魅力はかけがえのないものだ。 |
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(季刊・オーディオアクセサリー99号より抜粋)
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見事な発想のウッド系スタンド音楽の響きを外へと導き出す 最後にウッド系スタンドの代表。その中でも、とびきり異色といえるバック工芸社のBASICシリーズをみよう。 だいたいこれ系の製品というのは、ウッド素材の響きを巧く引き出そうというものが多い。その方向をトコトン突き詰めて、「響け響け!」となる。そして、とうとうスタンドを楽器みたいにしてしまったが本品なのだ。そのために、支柱を弦楽器やピアノの響き板、反響板として積極的に鳴らすアイデアを思いついた。 3本の足は響きの美しい米松で、面積が大きくなおかつ放射状に配置。音楽の響きを外へ外へと、導き出そうというわけだ。あれっ、よく見るとトップボード(天板)がない!スピーカーを直接スタンドの脚で受けるため(付属インシュレーターの併用も可)、ちょうどスタンドをサカサにしたようなカタチなのだ。 これで聴く、クラシックのアンサンブルはハモリがとてもきれいで、ゾクゾクの連発。う−む、みごとな逆転の発想だ。
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音元出版オーディオ銘機賞2000
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BASIC−1の評価 (季刊・オーディオアクセサリー96号より抜粋)
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スピーカーを「歌わせる」スタンド スピーカースタンドを、″楽器″というのは勇気がいる。 そのオーディオの逆説を本当に製品化してしまったのがバック工芸社なのである。 BASIC−1は今回落下防止用のウイングが装備されたが、むろんスタンドを楽器のように響かすという思想は不変だ。トップボードを省いた構造は大胆、ユニーク。3本の広い支柱は反響板として作用する。楽器用の米松ランバーに黒檀、楓など響きのきれいな素材を吟味したのも見逃せない点だろう。 なるほど楽器的であり、気持ち潤う。このスタンドに替えるとふうっと響きが穏やかになり、弦楽器の胴がハモるようにゆったりとした音域を掲示。とともに、音量自体が上がるのである。 もともとN805など意図しての開発だから、喜々として鳴りたがるのに不思議はない。エントリーSもサイズを忘れるボディ感だし、中〜低音域もなかなかのぴやか。ジャズは解き放したように快活で、実にテンポよく鳴る。さらにふんわりと漂ってくるギターの響き、その音色の柔らかさ。ピアノはやや甘口だが、和音の消え際は絶妙。 チンマリ固まったスピーカーを歌わせるならこれだ。 |
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(オーディオアクセサリー増刊、電源アクセサリー大全2000より抜粋)
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支柱の位置で音質が選べる新発想のスタンド 底板に3本の支柱を取り付けたタイプののスピーカースタンド。底板の下にはスペーサーを挟み込む形でコーリアシボ−ドが取り付けられている。本機の支柱の向きを変えること、付属スペーサーの活用で音のチューニングが可能だ。 鳴りたがっているスピーカーを抑えるのではなく、鳴らしてあげる、というのが本機のコンセプト。このコンセプト通りに音が出てくる。鳴りたがっているスピーカーはもちろん、鳴りたがっていないスビーカーも鳴らしてしまうというかんじだ。音楽をリッチに楽しみたいという方にはピッタリである。女性ボーカルが生き生きと表現される。アーティストが多少太ったイメージである。ボーカルの周囲から響きがフワーッと広がっていく。男性ボーカルは量感、厚みを高めソフトに広がっていき、リラックスしたサウンドである。ジャズでは今まで目立たなかったピアノがクローズアップされてくる。 |
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BASICー10の評価 (季刊・オーディオアクセサリー96号より抜粋) |
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響きの質感か濃くなり快感を呼ぶ スタンドではなく「アクースティックベース」と、本来は言うらしい。やはりバック工芸社にしてみれば、「スタンド」ではただの置き台であり、スピーカーと手をとりあって響きのエナジーを発散するものこそ、アクースティックベースの使命ということか。100ページで紹介したBASICー1に続く、中型モニターのための製品がコレだ。放射状の5本脚のうち、2本はいわゆる耐震対策用。だが、実際にはすペての脚から響くわけであり、上部と下部ベースの間に挟んだ黒檀のスペーサーも、ぐっと増えて10個ほどになっている。 響きの質感が、さらに濃くなったようだ。特に高域弦やピアノ。4425MKUのバイラジアルホーンから発せられる指向性の広い高域情報が、さらにふっくらと空間を包み込む。楽器の音と一緒にホール音響まで出してしまっている、不思議なスタンドである。ハイファイっぽくないといえばその通りだが、ただ忠実再生一点張りのユーザーにはもともと縁のない製品であろう。だが、一日知るともう後戻りできない。これで気持ちよく鳴らないスピーカーは、よほど性悪に違いない |